
この記事でわかることは?
- 既婚ゲイの存在理由とは?
- 僕自身の実体験に基づく話
昔から存在自体はありましたが、Twitterでもたびたび話題にあがる「既婚ゲイ」。
ナイモンなどを見ていても、「既婚です」という文字を見ることが増えましたよね。
僕も今は独身ゲイとなりましたが、かつては既婚ゲイの1人として、ゲイ活動を行っていました。
そこで今回は、僕の実体験もふまえて、「なぜ既婚ゲイが存在するのか?」について詳しく紹介させていただきます!
この記事の目次
ゲイの僕が結婚をしていた理由

今はもう離婚しましたが、僕は以前に女性と結婚をしていました。
その理由は4つあり、
- 世間体や家族のため
- 結婚を一度でも経験したかった
- 相手の経済のために結婚をしていた
- オープンリレーションシップにしていた
これらが女性と結婚していた理由になります。
おそらく他の既婚ゲイでも同じような人がいると思いますが、僕の場合、理由は1つではありませんでした。
世間体や家族のため
まずゲイである僕が結婚をしていた理由が、世間体や家族のためです。
というのも、僕の実家は昭和気質な家庭だったので、「結婚が全て」という考えが根付いていたんですよね。
また自分以外の兄弟が結婚をしていき、自分自身の存在意義がわからなくなったというのもあります。
家にいても「結婚」、そして職場などでも「結婚」という言葉を言われ続け、ちょっと疲れていたのかもしれません(笑)
結婚を一度でも経験したかった
世間体や家族もあるんですが、僕自身が「結婚」というものを夢見ていたのもあります。
僕はもともとゲイではなく、とあることがキッカケでゲイの世界に入ったんですが、それまでは彼女がいたりもしました。
そのため「結婚」を考えていたこともあり、どうしても人生の中で結婚をしたかったんです。
ただ日本では、パートナーシップなど「ゲイが本当の意味での結婚」というものがなく、少し絶望を感じていたんですよね。
そんな時に、よく遊んでいた女性がいて、その人と結婚を考えるようになります。
相手の経済のために結婚をしていた
僕には当時、職場で知り合った女性がいました。
その人には、ゲイであることをカミングアウトしていたんですが、一緒にいて居心地がとても良かったんですよね。
どんなことでも受け入れてくれるし、常に自分のことを考えてくれて、その時はなくてはならない存在でした。
僕は独身のゲイでお金に余裕がある、そして彼女は少し苦しい生活をしていたので、お互いを支えるために結婚をしたんですよね。
その時の条件が、次に紹介する「オープンリレーションシップ」です。
オープンリレーションシップにしていた
結婚をするにあたり、彼女に伝えた条件が「オープンリレーションシップ」です。
- お互いが恋愛や体の関係は自由にする
- トラブルは家庭に持ち込まない
ゲイが女性と結婚をする時、カミングアウト済であれば、これはよくある条件です。
この条件に彼女はOKをしてくれたので、お互いのために僕はゲイでありながら、女性と結婚をしていました。
その他、既婚ゲイが存在する理由

ちなみに既婚ゲイ同士で知り合うと、その中で「なぜ結婚したのか?」という話題は、必ず出てくるんですよね。
たまに既婚ゲイだけが集まる飲み会も開催していたのですが、その中で出てきた他の理由としては、
- ゲイでも自分の子供が欲しい
- 結婚後にゲイに目覚める
- 性欲を満たしたい
- バイセクシャルである
- 家庭に居場所がない
こういったものが多かったです。
順番に紹介させていただきますね。
ゲイでも自分の子供が欲しい
今現在の日本の制度では、代理出産などで子供を作ることはできません。
そのためゲイが自分の子供を作るとなれば、どうしても女性と結婚する必要があります。
ゲイの中には、
- 里親制度での子育ては考えたくない
- 血のつながった子供が欲しい
と考えているゲイが多いのも事実です。
もちろん女性にお金を渡して、世間に公表せず代理出産を依頼することもできますが、実際には詐欺であるケースがほとんどです。
また途中で女性に母性が芽生えてしまい、出産後に「子供を渡したくない」と考える女性も多いんですよね。
そのため普通に家庭を築き、そのまま結婚生活を送っている既婚ゲイが存在します。
結婚後にゲイに目覚める
ゲイの中には、結婚後に男同士の世界に目覚めるケースもあります。
今までノンケとして生活していたのに、
- 付き合いで行ったゲイバーで目覚めた
- ふとしたキッカケで関係を持ってしまい想像以上に気持ち良かった
- LGBT関連のニュースを見ていて興味を持った
昔は「男のプライド」なんてものがありましたが、令和の時代においては、それが「古臭い考え」となっていますよね。
そのため結婚後であっても、子供がいたとしても、いつゲイに目覚めるかわからないんですよね。
性欲を満たしたい
既婚ゲイとは言っても、性欲を満たしたいだけの人もいます。
- 奥さんとセックスレスなので性欲を発散させたい
- 風俗に行くお金がないのでゲイと関係を持ちたい
- ゲイとのセックスがたまらなく好き
など、このような事情で、ゲイの世界で出会いを探している人もいるんですよね。
純粋なゲイの人からすれば理解できないかもしれませんが、このパターンの人もけっこう多いです。
バイセクシャルである
今の時代「ゲイ」は認められつつありますが、バイセクシャルの存在は、まだまだ世間的には知名度が低いです。
バイセクシャルは、男性に対しても女性に対しても、恋愛・性的な感情を抱く人のことです。
このような人たちは、どちらの性別も好きになるため、結婚後であっても出会いを探していることが多いんですよね。
純粋なゲイからすれば仲間外れにされやすいセクシャリティですが、実際に口にしないだけで、バイセクシャルの人ってけっこういるんです。
家庭に居場所がない
今までノンケとして生活をしていても、結婚をして子供の育児が落ち着くと、家庭に居場所がなくなる男性がいます。
そうなると「男性としての存在意義」を求めるようになり、家庭外で出会いを探したり、承認欲求を満たすようになります。
年齢としては30代~50代が多いですが、この年齢はノンケ世界の中では「ただのオッサン」です。
ただゲイの世界においては、けっこう売れ筋の年齢でもあるので、急にゲイの世界に入って来る人も多いんですよね。
X(旧:Twitter)などを見ていても、その年代の承認欲求は凄まじいものがありますよね(笑)
サポやパパ活・売り専で目覚めた
昔から援助交際は、男女間でもよくありましたが、今は「サポ」や「パパ活」という言葉に変わっています。
そしてサポやパパ活は、ゲイの世界でも多く、ノンケの需要が非常に高いんですよね。
そのためサポやパパ活をしている中で、ゲイに目覚めることも多く、そのままゲイの世界に入ってくる人もいます。
結婚をすると自由に使えるお金が少なくなることから、既婚者でも、サポやパパ活に手を出す人が多いですからね。
最後に
今回は、既婚ゲイの存在理由について書かせていただきました。
世間では「ゲイ」というと、男性が好きな男性というイメージですが、その中でもさまざまなゲイが存在しています。
もしかしたら今後、そのような人と出会うかもしれませんね!

