この記事でわかることは?
- 売り専においての性病の本音と建前
- 感染しないためにはどうすればいい?
ゲイ業界には、男性向けの風俗である「売り専」があります。
店舗型だけではなく出張型、また個人で売り専をしている人も存在しており、利用したことのある人も多いです。
しかし、売り専は「性病が蔓延している」と言っても過言ではないくらい、実は感染しやすい環境なんですよね。
そこで今回は、売り専での「性病」について詳しく書かせていただきます。
▼▼一度でも売り専の経験がある場合、まずは検査を!▼▼
この記事の目次
売り専は性病が蔓延している
売り専で性病が蔓延している理由には、
- 「性病検査している」は建前
- 「性病検査をしている」は無意味
- 感染が発覚していても働くボーイは存在する
- 他の客側が感染していることもある
- 普通に「本番行為」が行われている
- お金のためなら何でもするボーイも多い
このような理由があります。
ちなみに参考までに説明させていただくと、HIVや梅毒などの性病は、感染経路として「男性同士」が一番多いんですよね。
これは数字としても出ており、下記のサイトには詳しい説明がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考
Gaytutoより:
「性病検査している」は建前
売り専のHPやブログなどを見ていると、必ず注意書きの中に、
- 当店では定期的に性病検査を実施しています
- 少しでも疑いのあるボーイは休止、もしくは退店させています
- セーファーセックスにご協力ください
このような文言があります。
ただ、実際に全ての売り専がこれらを守っているわけではなく、建前で書いているところも多いんですよね。
さすがに大手チェーンの売り専であれば守っていますが、中小規模の売り専であれば、逆に実施しているところが少ないくらいです。
また売り専のお店側が守っていても、働いているボーイが守っていないこともあり、簡単に信用できるわけではありません。
キスだけでも感染する性病はいくらでもありますからね。
「性病検査をしている」は無意味
そして本当に性病の検査をしていても、イコール安心には繋がらないんですよね。
というのも、性病は感染後すぐに症状が出るわけではなく、「潜伏期間」というものがあります。
潜伏期間は、性病によって大きく違ってくるんですが、どんなに短くても1週間~2週間はあるんですよね。
しかし、潜伏期間中でも行為があれば感染するので、無症状で自覚のない状態で行為におよぶボーイや客も多いんです。
特にボーイ側は1日に3.4人と客の相手をすることもありますので、検査をしていても、常に感染するリスクがあります。
感染が発覚していても働くボーイは存在する
売り専のボーイが働く理由は「お金」です。
そして中には、売り専だけで生計を立てているボーイもいますので、休む=自分の生活にも大きく響いてきます。
そのため「自分が性病に感染している」とわかっていても、平気で働くボーイも多いんですよね。
他の客側が感染していることもある
また売り専の場合、お客さん側も性病への関心が低い人が多いです。
そのため感染していても売り専に来る人もいますし、性病感染に気付いていない人もいるんですよね。
中には「売り専なら性病に感染していても問題ないでしょ」と、わざと感染させようと来店する人もいるので注意が必要です。
普通に「本番行為」が行われている
男女向けの風俗の場合、法律の関係で「本番行為」が行われることはありません。
本番行為があると、売春防止法で禁止される売春に該当します
しかし、男同士の場合はそういった法律がありませんので、なんでもありで行為に及んでいるボーイや客がほとんどです。
また妊娠する心配もありませんので、ゴムをつけずに行為に及び、それで感染する人が非常に多いんですよね。
お金のためなら何でもするボーイも多い
本番行為が法律で禁止されていないとは言え、実際に店側のルールで「生での行為は禁止」としているところが多いです。
ただ、
- セックスが好きなボーイ
- 本当にお金に困っているボーイ
- 生でするならいくらでもお金を出すお客さん
- 生の行為を強要するお客さん
このような人たちが多く存在するので、実際の売り専では、もはや何でもありでセックスをしていることが多いんですよね。
僕は昔、売り専を利用したときに「お金を上乗せしてくれるなら生でもいいですよ」と、ボーイから話を持ちかけられたことがあります。
そのような世界なので、男女向けの風俗の比べても、非常に性病に感染しやすい環境なんですよね。
▼▼ほんの少しでも可能性があれば検査をしましょう!▼▼
売り専で性病に感染しないためには?
売り専は、働く側だけではなく、利用する側も性病に感染するリスクがあります。
そのため感染しない対策としては、
- セーファーセックスを心がける
- PrEPを使用する
- 何か異常を感じたらすぐ検査をする
- 定期的に性病の検査を受ける
こういったことを頭の中に入れておく必要があります。
僕自身の経験をもとに、順番に説明させていただきますね。
セーファーセックスを心がける
まず1つ目が「セーファーセックス」です。
代表的なこととしては「コンドームの着用」がありますが、基本的に売り専は、ゴムの着用がルールになっています。
しかし、性病に感染する人は、そもそもコンドームを使用していないんですよね。
アナルセックスでのゴム着用は当然のことですが、フェラだけでも、コンドームの着用をすることが望ましいです。
性病の中には、キスだけで感染するものがありますので、前後の手洗いうがいもしたほうがいいでしょう。
ちなみにコンドームを着用しても、性病が100%防げるわけではありません。
たまに「ゴム無しでいいのでチップもらえませんか?」とボーイ側から声がかかることがありますが、そういったことは無視してください。
すでに感染している、もしくは性病への意識が低いボーイと考えられます。(感染させようとしてくるボーイもいますからね)
PrEPを使用する
今はHIVであれば、PrEPという薬を服用すれば防ぐことができます。
そのため日常的に売り専、もしくは体の関係を持つのであれば、PrEPを服用することを検討してください。
ただ注意点としては、
- あくまでもHIVだけでその他の予防はできない
- PrEPには偽物が存在する(個人輸入など)
- 服用していると嘘をつく人もいる
このような可能性もありますので、十分に注意してください。
何か異常を感じたらすぐ検査をする
誰かと体の関係を持ったあとに、
- 急に体中に湿疹が出てきた
- 性器(チンコ)から白い液が出るようになった
- 体がだるかったり、発熱が続くようになった
など、体に異常が出てきたときは、すぐに病院で検査を受けるようにしてください。
すぐに治ったとしても、一時的におさまっただけで、性病に感染している可能性が考えられます。
また性病の中には、無症状で進行して、数か月後~数年後に症状が出てくる性病もあります。
そのため少しでも「何かおかしいな」と心当たりがある場合は、性病の検査を受けたほうがいいでしょう。
定期的に性病の検査を受ける
そして一番大事なのが、定期的に検査を受けることです。
「自分は感染していない」と思いこむのは危険ですし、その間に症状が進行したり、他の人に感染させてしまう可能性もあります。
目安としては3ヶ月に1度、もしくは前回の性行為から3ヶ月経過後に検査を受けるのが良いです。(3ヶ月経過しないと検査結果に反映されない性病もあるため)
もし時間がなかったり、病院や保健所・検査会場に抵抗がある場合は、自宅でも匿名で検査を受けることができます。
検査を受けることは大人としてのマナーなので、ぜひ今まで受けたことがない方は、自身を確認するためにも受けてみてください。
▼▼誰にもバレずに自宅で検査を受けてみよう!▼▼
最後に
今回は、売り専の性病について書かせていただきました。
売り専は、
- お金を払えばセックスができる
- 働けばお金を手にすることができる
というゲイ業界ならではの便利な場所でもあります。
しかし、性病感染のリスクは非常に高いので、その点は十分に注意してくださいね!