この記事でわかることは?
- ゲイとオカマの違い
- ゲイとオカマを区別する方法は?
今はLGBTが世間で認知されてきている時代とも言えますが、その中でよく聞かれるのが「ゲイとオカマ」の違いです。
特に年配の人と会話をしていると聞かれることが多いんですが、実際にこの2つの違いを知らずに、トラブルに発展することもあるんですよね。
そこで今回は「ゲイとオカマの違い」について詳しく紹介させていただきます。
ゲイとオカマの違い
「ゲイ」と「オカマ」は同じ意味で扱われることもあるんですが、実は全く違うものだと言えるんですよね。
では実際にどのような違いがあるのかを、それぞれの意味も含めて説明させていただきます。
ゲイ
まずゲイというのは、男性同性愛者のことで、「身も心も男でありながら男を好きになる人」のことを意味します。
細かく説明していくと、
- 見た目は完全に男
- 格好や言動も男
- 恋愛や性的対象も男
このような男性のことを「ゲイ」と呼びます。
オカマ
次にオカマというのは、性別が男性でありながら、
- 女装する男性のこと
- 女性のような言葉を使う男性のこと(オネエ語など)
このような男性のことを「オカマ」と言います。
そのためゲイと違って、オカマには女性的な要素が多く含まれているんですよね。
オカマと呼ばれるのが苦手なゲイも多い
ゲイの当時者同士が、ふざけあって「オカマ」と呼び合うこともあります。
また年配の人達は、ゲイも含めて「オカマ」と呼ぶことも多いんですよね。
しかし、オカマと呼ばれるのが苦手なゲイが多いのも事実です。
というのも、もともとオカマという言葉自体は差別用語ではありませんが、差別的な意味で使われることが多かったんですよね。
これは「ホモ」という言葉も同じなんですが、TVでも笑いのネタにされたり、学校でもイジメに使われたり。
そのため不快に感じるゲイも多く、注意して使わないことには、トラブルが起きる原因にもなります。
ゲイとオカマを区別する方法
「そんなことを言われても外見では一切わからない!」
このように感じてしまうのも仕方がないのですが、実は区別をする方法があります。
それが、
- 服装
- 仕草
- 言葉遣い
- 当事者の発言
この4つのことを確認すればいいんです。
服装
まず服装で見るオカマとしては、
- 見た目は完全に男なのに明らかに女性っぽい格好をしている
- アクセサリーがどう考えても女性ものをつけている
などの違和感があります。
しかし、今の時代においてはユニセックス(男女関係なし)であったり、ファッションとして男性も女性用を使うことが多いんですよね。
有名な男性Youtuberでもネイルをしていたり、スカートを履いていることもあるので、判断は難しいでしょう。
仕草
次に仕草に関してですが、
- ナヨナヨしている
- 逆にキレのある美しさがある
このような部分で判断することができます。
ナヨナヨに関してはすぐにわかると思いますが、美しいというのは、ファッションモデルのような雰囲気です。
言葉遣い
そして言葉遣いも、大きな特徴だと言えるでしょう。
例えばゲイ男性は、一般の男性と全く変わらない言葉遣いをしますが、
- 「〇〇なのよ」
- 「やだー、もう!」
- 「なによ」
などのオネエ言葉を使っているのが「オカマ」だと言えます。
当事者の発言
もっとも確実な区別方法と言えば、当事者の発言です。
「私はオカマよ」と堂々と口にしている人であれば、オカマと判断しても問題ないです。
ただ逆にオカマと自称しない人に対しては、あまりオカマと言わないほうがいいでしょう。
実際にいろいろと書かせていただきましたが、今の時代はちょっとした発言が問題になりがちです。
そして「オカマ」という言葉もそこまで使われなくなってきていますので、実際には気軽に使わないほうが無難でしょう。
当事者が口にするのは問題なくても、他人に言われると腹が立つ人もいますからね。
最後に
今回は、ゲイとオカマの違いについて書かせていただきました。
かつては同じように使われてきた言葉ですが、今の時代は「オカマ」という言葉自体が、差別と感じる人も多いです。
どう見てもオカマと判断できて、本人が自称していない限りは、あまり使わないほうがいいかもしれませんね!